ごみ大学生の一日

今日彼女と花見に行く予定だったけど潰れた。

 

その足でカラオケに入って叫びながら銀杏やらブルーハーツやらを歌った。

 

夜、寂しくて近所の川に桜を見に行った。

でもただの植物にしか映らなかった。

 

誰かと話したくて警察のバイクが3台通った時に最大限怪しく見える努力をした。

なのに職質されなくて、とぼとぼと家に帰った。

 

行く予定だった場所の拾い画を削除した。

 

今日も今まで言われた悪い言葉たちをフラッシュバックさせて、病むための養分にした。

 

僕は記憶力が良いのではなく、こうして反芻しまくってるせいで悪い記憶だけ鮮明に覚えている。

多分老人になったら悪い記憶の搾りかすだけ残ったごみになる気がする。

 

体捨てたい。坊主にしたい。幽体離脱して自分ボコボコにしたい。波に呑まれたい。胃の中でハゼ養殖したい。ザ・タイガースの一員になりたい。油と共に固まりたい。歌上手くなりたい。何も考えたくない。